1分で出来る!緯度経度でGoogle Map検索・表示・保存する方法

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青年海外協力隊としてルワンダのルワマガナ郡ムシャセクターに配属されて、約3週間。水・衛生環境の改善に携わるお仕事(の予定)です。

セクターの下にも「アカガリ」や「ウムドゥグドゥ」と呼ばれる小さな集落・自治組織があることがだんだん分かってきました。

でも、どこにどの集落があって、どこに給水施設があるのかさっぱり分かりません。同僚に「このセクターの地図ないの?」と聞いても「オヤ(ないよ)」と。ウソでしょ、役所だろここ。

JICAとWASAC(ルワンダの水道局)が共同で作った給水施設のリストも手に入れたんですが、さすがにセクター以下は細かくて分かりません……。

しかし!そのリストには緯度と経度が書いてありました。

IMG_8860

これでマップ作れるんじゃ……と思ったら、案の定Googleマップでめちゃくちゃ簡単に作れました。Google先生、さすがです。

ということで、ルワンダのようにちゃんとした住所がないところで大変役立つ、緯度と経度を利用したマイマップの作成方法をご紹介します(誰得)。

googlemap

【基本】緯度と経度を利用したマイマップの作成方法

まずは「マイマップ」にアクセス(https://www.google.co.jp/maps/d/)。
※Googleアカウントでログインが必要です。

new

「新しい地図を作成」を選択。

緯度経度を入力
検索窓に「(緯度),(経度)」を入力。エンターor虫眼鏡アイコンをクリック。
例)「-1.88009,30.31939」間にコンマを挟むだけ。

ピンが出てくる
緯度と経度で指定した場所に、勝手にピンが立ちます。

地図に追加を選択
ピンをクリックし、「地図に追加」を選択。

色やアイコン、名前を変える のコピー
色やアイコン、名前を自由に変更しましょう。

地図のスタイル変更
「基本地図」をクリックして開くと、地図のスタイルを選ぶことが出来ます。「航空写真」「地形」「行政区域」など9種類あります。

タイトル変更
「無題の地図」をクリックして、タイトルを変更しましょう。保存は自動でされるので、心配無用です。ここまで1分ぐらいで出来ちゃいます。

あとはピンを増やしていくだけ。こんな感じになります。
全体図
ピンの色やアイコンを変えておくと、ぱっと見て分かりやすいですね。

【応用】二点間の距離・時間を計る

このマップでは、A地点とB地点の距離や到達時間も知ることが出来ます。

矢印アイコンをクリック
目的地(B地点)のアイコンをクリック→吹き出しの中の矢印アイコンをクリック。

出発点を選択
出発点(A地点)のアイコンをクリック→左端の枠が表示されます。AとBはドラッグして入替え可能です。

詳細なルート
「車」アイコンをクリックすると、「自転車」「徒歩」に交通手段を変更出来ます。
※自転車ではルートが見つからないことが多いです。

点が縦に3つ並んでいるところを押し、「詳細なルート」をクリックすると……。

スクリーンショット 2016-03-10 17.54.03
二点間の距離と時間が表示されます!

ぼくはオフィスから一番遠そうな給水施設までを測ってみたんですが、徒歩で1時間半かかりますね……。まあ行けなくはないけど。セクターってちっちゃい村だと思ってたら意外と広いんですよね。早く自転車欲しい。

道案内もしてくれてますが、

「南西に進む」

「左折する」

「到着」

そんなわけない

山あり谷ありのルートを通らされます、絶対。「注意 – このルートには歩道のない道が含まれている可能性があります」って書いてあるし。

でもこれでセクターの大きさが大体掴めました。

【応用】標高を知る

「基本地図」からスタイルを「地形」に変更して拡大していくと、等高線が表示されます。

等高線(地形モード)

千の丘の国」と呼ばれるほど起伏が激しいルワンダ。人が住む集落は丘の上に作られ、水源は丘のふもとにあります。

同僚に「水汲みが大変なのに、なんでわざわざ丘の上に住む所を作ったの?」と聞いたら、「政府の方針だよ。いまはだいぶ対策されてるけど、土壌の侵食(erosion)が起きちゃうからね」と言っていました。

ふもとに家があったら土砂で潰されちゃうってことでしょうか。人間が自然の力に従う形で村も作られているんですね。

最近よく調査に行く湧き水の場所がどの辺にあるかよく分かってなかったんですが、等高線を頼りに見てみるとおそらくこの辺りだと思われます。

等高線(拡大)
行きはオフィスの裏から出て坂を下りて、帰りも同じ道を登ってるつもりが、なぜかいつも学校の前に出て来ます。ちゃんとした道がなく、行く度に草が伸び縮みして道が変わってるので毎回ちゃんと帰ってこれるかヒヤヒヤものです。

こんな感じで、Googleマップは簡単・便利でフィールド調査には持って来いです。菓子メーカーで営業をしていたときは、「得意先マップ」を作って効率的にまわれるルートを考えるのにも使ってました。

青年海外協力隊では、マップがあると引継ぎのときも後任がスムーズに村のことを把握できるので便利ですよね(相当気が早いですが)。

ぼくは新規隊員だったので一切情報がなかったんですが、もし次の人が来たらうまく引継げるように、ちょっとずつ情報を蓄積していこうと思ってます。

ぜひ活用してみてください。

タケダノリヒロ(@NoReHero

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